自分の気持ちや考えを大切にする「アサーション」

2022年も、あと2ヵ月と少しです。今年はどのような1年でしたでしょうか?

今年のセルフ・キャリアドック面談を振り返ると、誰もが真剣に自分の人生に向き合い考えていることに気付きました。
そして多くの方は、周囲からの期待や目の前のやらなければならないことを大切にし過ぎて自分自身の気持ちや考えを後回しにしていました。

自分の考えや気持ちを大切にして相手に伝えることができていますか?

自分の気持ちや考えを大切にする表現方法に「アサーション」があります。
「人に優しく、相手を気遣う」「相手を傷つけてはいけない」
それは幼い頃から教えられてきたことでもあり、当たり前のことのように私自身も育ってきました。

でもだからといって、自分自身が我慢したり、本当は欲していることを忍耐強く押さえて相手に譲ったり、相手を優先しすぎて考えを言い損なったりしている行為は、自分自身を犠牲にしている関係性といえるかもしれません。

そのように自分の考えや気持ちを押し殺していることが習慣化すると、「本当にやりたいことは何か」がわからなくなってきます。

そして、あるとき自由に考えや気持ちを表現してもいい場・時間が訪れても、「何をしたらいいかわからない、何も自分の意志を表現できない」状況に陥ってしまいます。

まるで誰かに何かに依存しないといけない生き方のようです。
「誰かや何かに決めてもらわないと、自分で決められない」
「周りから与えられることで安心する、自分で決めることは不安だ」

職場においてもこんな経験はありませんか?
「上司の指示がないと、自分の行動が決められない」
「無理なのに、何でも仕事を押し付けられ引き受けてしまう」
「相手に気遣って、自分の考えを引いてしまう」

そんな自分に自信をなくし、惨めさを感じてしまうことはありますか。

なので、普段から「自分の気持ちや考えを大切にして、相手に伝える」ことはとても大切です。

その場では相手のためになっていても、結局は自分の気持ちの中に相手に対する負の感情を溜め込んでしまっています。それが積もり過ぎると、いつか身体を壊したり、怒りに変わったり、自分も相手も苦しめてしまったりします。

日頃から自分の考えや気持ちを、相手にしっかり伝えている関係性は、仕事も建設的におこなえる関係性になります。

すぐには変えられないかもしれません。
でも、日々意識して心がけていると、それが習慣となり、気持ちの余裕が生まれます。

まずは、自分の考えや気持ちを大切にして考えてみましょう。
ぜひ一度、日ごろから意識して伝えるようにしてみてはいかがでしょうか。

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